働くお母さんが走るブログ

運動経験ゼロの経産婦が静岡マラソン2015で悲願のサブ4を達成(3時間46分1秒)。柴又100を完走してウルトラの母になりました(12時間1分35秒)。走っても痩せないのは仕様です(15年3月10日「働くお母さんがサブ4を目指して走るブログ」を改題)

私たちの「愛」と、灼熱の7月に150km走ったら熱くらい出るだろ

真夏のようなかんかん照りが続いた7月がようやく終わり、8月に入っても、相変わらずの暑さは続いていた。

 

職場は定時で抜けてきた。夢の中にいるような気持で、仕事にならなかったから。

東京メトロの改札を出て、長い地下通路を早足で通り抜けた。地上に出ると雨が降っていた。予定よりずいぶん早く到着してしまうことは分かっていたけれど、目的の建物が見えた瞬間、気がつけば駆け足で信号を渡っていた。

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羽毛が詰まったクッションの上を歩いているようなふわふわしたおぼつかない足取りで、私はただ、あの人のことを思い浮かべながら、黄色い看板を見ていた。

 

 18時、渋谷のタワーレコードで。

 

あの人とは、初めてあった時から2年近く経つ。

マラソンで繋がった私たちがまさかこんな関係になるなんて、初めて顔を合わせたあの瞬間は、露ほども思っていなかった。

今日まで毎晩のように、TwitterのDMを重ねてきた。DM、つまりダイレクトメッセージ。誰からも見られない2人だけのやりとり。

毎晩DMを交わすうち、いつしか私は、それを心待ちにしている自分に気づいた。

それはとても夫や娘に見せられるような代物ではないし、私たちの関係を、きっと、面白く思わない人もいるだろう。

 

なぜならそこにあって、(口幅ったい言い方にはなるけれど)、私たちふたりをつなぐものは、間違いなく、形のない「愛」のようなものだったから。

 

到着したよ、とメッセージを送ると、相手は少し慌てたようにに「予定通り18時ごろになる」と返信をよこした。

 

あと20分。

 

店内をぶらぶらながめたけれど、店頭に並ぶCDの素晴らしさを告げる店員の手書きのPOPも、私の視界には入っても、脳にまで届くことはなかった。

 

店の外に出て、スマホの画面を立ち上げる。

もうすぐ。もうすぐ会える。

それが喜びなのか、照れなのか、あるいは悲しみなのかまでは、分からなかった。ただ、くすぐったさみたいな感情が、体の中を、つま先から頭のてっぺんに向かって、じわじわ這い上がってくる感覚だけがあった。

 

「おまたせしました」

 

左側からかかった声に顔を上げた。相手はマスクを外しながら、申し訳なさそうに私に会釈をした。

待ってなんか、いなかった。

私は、頬が緩みそうになるのを必死に抑えて、表情を変えずに口にした。

 

「いや、最終滑走(最終話の意)見てたから、大丈夫」

「私も電車で最終滑走観ながら来ました」

「私たち、3か月半前は一緒にかすみがうらマラソン走ってたのにね…」

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というわけで8月の頭、かすみがうらマラソンを一緒に完走した、年代も近い(私より若いけど)加古川婦人が「ユーリ!!! on ICE」の落とし穴にはまってくれたので、ふたりで渋谷のタワーレコードで開催されているユーリミュージアムに行って参りました。はい。前置きが長い。

ユーリ!!! on FESTIVAL&MUSEUM

私たち、3か月半前は一緒にかすみがうらマラソン走ってたのにね…(大切な事なので2回言う)

 

とりあえずミュージアムを一周して、渋谷から山手線で恵比寿まで移動して、私の推しキャラクターの祖国であるところの、ロシア料理店に行きました。

 

かんぱい。

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「(両手で顔を覆う)やばい…」

「わかる…」

「語彙なくなる…」

「わかる…なくなる…」

「『尊い』しか言えなくなる…」

「わかる…でも『尊い』で全部通じる…」

「わかる、『尊い』『ヤバい』で全部通じる」

「あと『すごい』。やばい尊いすごい」

「わかる、通じる」

(中略)

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「つか私たち『婦人会別大部(ランナー婦人会のなかで2020年までに別府大分毎日マラソンを目指す活動)』なの覚えてる?」

「別大…部?」

「別大部」

「キロ5以下でフルマラソンとか走れる気がしない……(顔を覆う)」

「しない……(顔を覆う)」

(中略)

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「あれさ、実物の衣装があって、その隣にアニメのパネルがあって」

「わかる、脳がクラッシュする」

「衣装を見て『実際の体格はこんななんだ~』って思った後に、壁の二次元のパネルを見て……『実際って何!?』って」

「わかる。二次元と三次元が」

「脳がフリーズする」

「めっちゃキラキラしてるし、空間が」

「いい匂いした、ロシア人の部屋、いい匂いがした」

(中略)

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「今季の練習どうします?」

「え、身は入ってないけど前回通り金さんのメニューでやるつもり…」

「私、岩本(能史)さんのメニューでやろうと思ってて」

「え! 平日に15kmのビルドアップとかでしょ!?」

「確かに岩本さんのメニューって時間を食うのが多いんですよ、峠走とか。でもこなせば絶対実力がつくの」

「へえ~。でもさ…練習時間捻出するの難しくない…? わたし、前は1時間空いたら走りに行ってたんだけど、今はアニメ2話見ちゃって…」

「わかる。ていうかLINE教えて」

(中略)

「ハァ~~~~尊い~~~~~」

「尊い~~~~~~~」

「ねえ…もう一回ミュージアム行かない…?」

「行く…時間、間に合う…?」

「間に合う」

 

ロシア料理店で3時間弱喋って、渋谷に戻って、ミュージアム、2周目してきた。

 

 

これ…「お赤飯を炊く」感覚…?

 

 

興奮して発熱したのかと思ってたんですけどしばらく微熱が続いて、「あ、これ、炎天下の7月に月間150km走ったからじゃない…?」と思い当たったので書き残しておきます。疲労。

 

加古川婦人から「お誕生日プレゼントに」と頂戴した、私の推しのロシア人のうちわが入った花火を念のために紹介しておきますね。

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そして、今日まで、毎日のように、いや毎日、加古川婦人とオタクLINEしてる(ユーリ!!!の公式スタンプを、2人とも、2種類ずつ買ってる)(経済回してる)

 

え…?

別府大分毎日マラソン…?

 

知らない子ですね…。

 

(今年いっぱいはオタク活動で忙しいのでランナー婦人会も実施しません、ごめんなさい!!!)

 

 

※加古川婦人は「加古川婦人とか言ってもわかる人にしか分かんないし何書いてもいいよ!」って言ってくれたけど、私は(婦人会のお友達にガチオタクなのバレるほうが恥ずかしいんじゃないかな…)って思ったけど、思っただけで黙っておくね!

 

 

【最近のLINE】

加古川婦人「ていうか秋のレースまであと何日ですか?」

私「それすら知らない…」

加古川婦人「あと●●●日ですよ!!!」

私「マジで!?」

 

ブログを始めてから、史上最大に身が入っていないシーズンが始まる…。

(今季も金さんのメニューでいくしサブ4は死守したい…!!)

 

 

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