働くお母さんが走るブログ

運動経験ゼロの経産婦が静岡マラソン2015で悲願のサブ4を達成(3時間46分1秒)。柴又100を完走してウルトラの母になりました(12時間1分35秒)。走っても痩せないのは仕様です(15年3月10日「働くお母さんがサブ4を目指して走るブログ」を改題)

【その4】来季、サブ3.5へつながる走りを!〜静岡マラソン2016レースレポ〜

 
短い坂を上りきると、視界が開けました。
ここからは約2kmの直線を2回折り返すという変則コースです。

 片側2車線の道路を1車線ずつ使って走るため、少し道幅が狭くなります。

(去年は降り止まない雨と吹き続ける風に心を折られそうになっていました...)

 
ぽつぽつと降り出した雨は弱いままで、期待していたような体を冷やす効果まではありませんでした。
スライド区間では先行するランナーを眺めて気を紛らわしますが、とにかくここ、応援がないのがキツイ!
 
ランナーとスタッフ意外、誰もいない!!
 
きっつい!!

 

きついけど、とにかく30kmまで行こう。
フルマラソンは30kmから。
30kmから再スタートを切るんだ。
 
がまん、がまんと繰り返しながら、29km地点の給水所でカフェインを補給します。
 
水のコップを受け取ってゴミ箱の裏で立ち止まり、口に含んでいたクリフのカプチーノ(カフェイン100mg)を流しこみました。
 その瞬間、バラバラっと大きな音が聞こえたかと思うと、とたんにスコールのような強い雨が降ってきました。
 
本降りだ!!
 
これ!
これを待っていたのよー!
まさに恵みの雨!
 
 
コップをゴミ箱に入れて再び走り出すと、雨で濡れた体に海からの風が吹きつけてきました。外していたアームカバーを着けます。
 
顔にかかった雨が口の中に流れ込んできて、強い塩気があり、ずいぶん汗をかいていたのが分かりました。
 
このままゴールまでこの雨でいい。体を冷やして走りやすくしてほしい。
 
 
という願いもむなしく、雨はすぐに止んでしまいました…(10分くらいだった気が)
 
26~30km 4'56 / 5'10 / 5'01 / 5'00 / 5'18
 
27kmは給水で、30kmは立ち止まってカフェインを摂取したのでラップが落ちています。

30kmの通過タイムは手元の時計で2時間33分ほど。

ええっと...。
 
 
突然ですが、暗算ができません。

 

それでも残り12kmをキロ5で走れば3時間35分を切れることは分かりました。

「PB更新」という漠然とした目標が、この瞬間「何が何でも3時間35分切り」に切り替わりました。

 

キロ5で行けるところまで行くしかない。
 
覚悟を決めてしまえば、ここからはがまん。
ひたすら「がまん」でした。
 
思い出していたのはやっぱりあの言葉。

(がまんのレースを続けた選手だけが結果を出せる)

私は私のプライドを守る。持っていたって何にもならないしょーもないプライドだけど。
 
31~35km  4'58 / 4'59 / 5'05 / 4'56 / 4'49
 
キロ表示があるたびに残り時間をカウントダウンして行きました。
あと45分、あと40分…。
35kmくらいに「ここに来てマジかよ!」と愕然とするレベルの(高低差10m)坂があるのですが、上りきればすぐに下りがあることを知っていましたから、強引に駆け上がりました。
 
35kmのエイドには「もつカレー」の看板が出ていて、
 
(このタイミングでもつカレー来る!?)
 
と、思わず笑ってしまいました。
 
ラップが5分をオーバーするたびにヒヤリとします。
間に合って。間に合って!
 
37kmを過ぎて残りは5km。
このまま押し切れば3時間35分は切れそうです。
脚も重かったですが一番堪えていたのは呼吸。「はあ、はぁ」と声に出さないとうまく息ができませんでした。
 
「つぶれては元も子もない」「ペースを落とした方が良いのでは」「PB更新はほぼ間違いない、35分切りにこだわる必要はない」という弱気な考えが浮かんできました。

ここから先は、いかに気持ちを切らさないかが勝負だな、と思いました。

 

ここまで3時間以上もガマンを重ねて走ってきたんだ。積み上げて来たものをぶち壊すなんて絶対に嫌。

もうあの新宿シティハーフみたいな屈辱的な反省文は書きたくない!

勝手にペースが落ちたならともかく、守りになんて絶対に入らない。

 

住宅街に戻り沿道の応援の数も増えてきましたが、声に出して応える気力はもはやありませんでした。
 

 37km以降を過ぎ、残り5kmのスパートは水分をとらないつもりでしたが雨上がりの湿気にやられ、体の中に熱がこもって唇はカラカラ

40kmの給水所を見つけた瞬間は心底ホッとしました。
 
36~40km 4'58 / 4'53 / 4'56 / 4'47 / 5'06 
 
水の紙コップをふたつ取り、片方の半分を飲んでゴミ箱の裏に回りました。足、首の裏、帽子を取って頭にもかけます。立ち止まっているとエイドのスタッフの方が「あとちょっとだよ!」と励ましてくれました。
 
エイドで休憩して元気になるかと思えば全くの逆で、ガクガクの足で地面を蹴っても力が入らなくてスピードが出ないのに呼吸だけはこのレース最大に苦しい…!
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何か分かんないですけど、私、この時、フルマラソンが「41km」だと思い込んでいたんですよ。「あと10分」というのは理解できていたのに。
何ですかね。
脱水症状ですかね。
 
だから、41kmを過ぎてゴールが見えなくて「あっ、あと1kmあるわ!!」と気づいた瞬間の絶望感たるや。
 
むりー!
 
でも35分切りたい、ここでがまんできたら次のレースにつながる自信になる、どれだけしんどくてもあと5分、私は来季サブ3.5を取るんだ、ここでがまんできなくてどうする、がまん!
 
ドスの効いた声を出して「はー、はー」と息を吐きながら、
 
5分、長すぎ!!!!
 
と思っていました。

 
41km以降 5'18 / 5'03 / 2'58(600m、4'53/km)

ゴールゲートをくぐり手元の時計で34分台を確認した瞬間、フラフラになっているのに頬が自然に緩むのが分かりました。

来季、サブ3.5、絶対とる。
とれる!


ネットタイム 3時間34分15秒(5'04/km)
 前半  1時間47分42秒(5'06/km)
 後半  1時間46分33秒(5'03/km)

つづきます。


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