働くお母さんが走るブログ

運動経験ゼロの経産婦が静岡マラソン2015で悲願のサブ4を達成(3時間46分1秒)。柴又100を完走してウルトラの母になりました(12時間1分35秒)。走っても痩せないのは仕様です(15年3月10日「働くお母さんがサブ4を目指して走るブログ」を改題)

【その4】ケガも痙攣もしてないのに脚が動かないなんて甘えなんだよ! クソが!!~第1回さいたま国際マラソン

 (前回まで→【その3】ハーフで脚終了の鐘が聞こえた~第1回さいたま国際マラソン - 働くお母さんが走るブログ

 

強い日差し…まばらな応援…。

f:id:shin_kuroiwa:20151118134552j:image

 

下の写真はなぜ撮ったか覚えてないんですが、「晴れやがって、くそ! くそ!」と思いながらシャッターボタンを押したんだと思います。

f:id:shin_kuroiwa:20151118134625j:image

 

30km過ぎの給水所でスポーツドリンクをひと口飲み、水をかぶってエイドを発とうとした時、ここでアミノ酸とカフェインを採る予定だったことを急に思い出しました。

危ない危ない、ぼんやりしてる! 飲まなきゃ!

 

カフェイン、今回はこのジェル。

 

本来であればエイドの手前で口に含んでおきたかったのに、モタついてしまい、痛恨のタイムロス。とは言いつつ、実際には立ち止まって脚を休められてホッとしていました。

エイドの先は浦和大学から始まる、ゆるく、しかし長い坂。

 

(往路で下りを撮影していました。これを上ります)

f:id:shin_kuroiwa:20151118171403j:image

 30km走ってきた重い脚を、一度立ち止まってからまた動かすのは並大抵のことではありません。それでも40分カットを死守したいので、地面を漕ぐように脚を回転させます。口の中で「ここからが本番…」と呟きます。声に出さないと走り出せませんでした。

坂の上の方では歩いているランナーもいましたが、ここはぐっとガマンして、ハァハァしながら駆け上がって、下り坂を待ちます。

上り坂は心肺がきついけど、尻を使うから脚の辛さはさほどではありません。アップダウンのメリハリがあるほうがフラットなコースよりも飽きなくていいな、と思いました。

 すでに死んだ脚にはかなりの拷問でしたが。

 

手元の時計で31km過ぎ、新見沼大橋の料金所をふたたびくぐるころには、心も体も疲労はピーク。

 

しぬ。

しぬ。

もう止めたい。

 

本当は35km過ぎまで温存して置きたかったけど、その頃にはカフェインが効いてくるはずだから、今、あれを使っても大丈夫なはずだ。

今だ…今こそ「俺は鏑木毅だ!!」と叫ぶときだ!!

 

俺は…かぶ…

 

左右にさっと視線を走らせると、みんな苦しそうに黙々と走っている…

発狂したと思われるだろうか…

そもそも私、鏑木毅じゃないし…

 

(葛藤)

 

私は世間体が何より大事なので、口の中でもごもごと「俺は鏑木毅…俺は鏑木毅…」と唱えました。

 

確かに私は鏑木毅じゃないけれど、100km走っても死なない脚があるんだから、こんなところで止まってたまるか。

腿は鉛みたいに重くて全然前に出ないけど、ケガしているわけじゃないし、攣っているわけでもない。

「脚が重い」なんてレースで言い訳になるか、クソが!!!! 

脚なんて、みんな重いんだよ!!

(本当に心から「クソが!」って思いました)

 

40分切るために3ヵ月も練習してきたんだ、1からやり直してたまるか。

私のフルは1シーズンに2回しかない。

ここで40分切って、12月からちゃんとスピード練習して、冬のレースではもう一段上げるんだ。

 

みぞおちの下から脚が生えているイメージで、振り子のように脚を前に振り出すイメージで、もうとにかく、半ば手の中にある3時間40分切りをどうしても逃がしたくなくて、必死にバタバタ足を動かしました。

沿道から「女子がんばれー!」と応援してもらえるのは嬉しい反面、手を振り返す気力すらなかったので、できるだけ沿道から離れて走ります。ごめんなさい…!

 

31~35km

6’09 / 5'02 / 5'13 / 5'07 / 5'03

f:id:shin_kuroiwa:20151118171459p:image

 32kmの5'02は確実に鏑木効果だと思われます(あと、31.5kmからちょっと下りがあった)。

 

25km過ぎの折り返しから35kmまで続く国道は、長く見通しの良いまっすぐな道。ランナーのウエアはカラフルですから、遠くで坂を上がっていく姿が嫌でも目に入ります。

今この坂を上ったばかりなのにあそこにも坂がある、という状況はかなり萎えるので、先の事は考えず、ただ目の前に現れるアップダウンをこなしていく作業に没頭しました。

 

  事前の情報で難所のひとつと言われていた中尾陸橋はGPS上34km地点でしたが、このあたりは連続したアップダウンで、道の上下の「うねり」がずっと続いていました。もうどれがどれとか言われても分からないですよね。朦朧としてたし。

 

背中や頭に水をかけても、体の中に熱がこもったような感覚が抜けず、頭もぼうっとして、「もうイヤ」「やめたい」「キツい」「しぬ」とマイナスの言葉しか浮かびません。それでも足を止めなかったのは「言い訳したくない」という一心でした。

35km過ぎの給水所で、おでこに水をかけて顔を濡らしました。流れて落ちてきた水が口に入ると目がさめるくらいしょっぱくて、顔からずいぶん汗をかいて、塩が吹き出していた事が分かりました。

 

37kmを過ぎた時点で、手元の時計は3時間10分。

痙攣でもしない限り、40分を切れそう。カフェインも効いてきた気がする。

37kmを過ぎると、曲がり角の手前で「残り5km」の看板が現れました。

あと、25分くらいで終われる! 

終わりたい!! 

もう疲れた!!

 

ここで長かった国道を右折し、狭い住宅街の道へ入ります。

 f:id:shin_kuroiwa:20151118134646j:image

 

36~40km

5'15  /4'57 / 5'02 / 5'01 / 5'01

f:id:shin_kuroiwa:20151118171528p:image

 

40km以降は、さいたま新都心駅を横目に、フィニッシュへ2kmも迂回させるドSなルートです。知らなかったら心が折れてたと思うので、試走レポを読みまくって良かった! (書いてくださった方、本当にありがとうございます!)

 この紺のルート。
f:id:shin_kuroiwa:20151118173714p:image
エグい。
 
40km以降に3回も曲がり角があるので、フィニッシュ地点がなかなか見えずストレスが溜まります。特に最後の1km! 並木道を走っても走っても走っても走っても終わらない。
 
ストライドを全力で開いて(いたつもりだったのにまったく伸びてなかった)、力一杯地面を蹴って、一秒でも早くゴールしたいのにラップが全然キロ5を切らない…!
 
41km~
5'05/5'14/1'56(最後のラップは手元の時計で370m)
f:id:shin_kuroiwa:20151119085937p:image
ほぼラストにある線路の下をくぐるダウン→アップは、角を曲がった瞬間に目の前に出現するので、知らなかったら精神的ショックが大きすぎると思いました(私は試走レポで知ってたから良かったけど)。
 
最後は駆け込みダッシュしようと思っても全然スピードが上がらない…!
計測マットを踏みながら、手元の時計で3時間37分台を確認しました。
 
40分切った。
疲れた。出し切った。
f:id:shin_kuroiwa:20151118134746j:image

ゴールして一番最初に頭に浮かんだことは、

 
(来年は、絶対出ない…!!)
 
でした。
 
 
ネットタイム 3時間37分27秒(5'09/km)
(グロスタイム 3時間40分36秒)
 
前半 1時間47分58秒(5'07/km)
後半 1時間49分29秒(5'12/km)
 

応援Naviのデータf:id:shin_kuroiwa:20151119101936p:plain

 後半はペースを落としているにも関わらず、順位を見るとスタートからフィニッシュまでずーっと抜きまくって、最終的に女子を200人パスしています。
やはり前半頑張ると死ぬ、過酷なコース設定だったということなのでしょう。
 
噂に違わぬドSな難コースだった。
終わってみると充実感はあるし、楽しかった。
 
でも、来年は、絶対に出ない!!!(大切なことなので2回)
 
 
次回、総括してレースレポを終わります。
 

 

 

?