働くお母さんが走るブログ

運動経験ゼロの経産婦が静岡マラソン2015で悲願のサブ4を達成(3時間46分1秒)。柴又100を完走してウルトラの母になりました(12時間1分35秒)。走っても痩せないのは仕様です(15年3月10日「働くお母さんがサブ4を目指して走るブログ」を改題)

【その3】三湖台の激坂とウルトラさんと富士山~第9回富士山麓トレイルラン

(前回まで:【その2】世界は半径3m。トレランは大人の贅沢な遊び!〜第9回富士山麓トレイルラン - 働くお母さんが走るブログ

 

紅葉台のエイドを発ち、しばらく進むと、走れる道が続きます。
山を下り、青木ヶ原樹海へ。

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 木漏れ日が差す白っぽい森の中の光景は幻想的で、息を飲むような美しさに疲れを忘れて走っていたら、
 
「頑張って!」
 
突然、樹海の中に現れた六花さん(驚いて写真撮れず)
神出鬼没だな!! でも嬉しい!
 
ハイタッチで元気を貰います。
この六花さんポイントをすぎると急に道が狭くなり、左右から生い茂る草がまるで壁を作るかのようにコースのふちを覆っていました(楽しく走っていたので写真なし)。「秘密の小道」みたいで冒険心をかき立てられます。ここ、楽しかった。
 
 そして、樹海からロードへ。
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おおお、移住したい…! 
 
アスファルトの上に踏み出すと、足がやたらと重く感じました…。この数百メートルが一番辛かったです。山の登りは苦しいけど、辛くはないんですよね、不思議と…。
 
 9.5km、西湖民宿村のエイド。

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エイドには水とアクエリアス、コーラ、バナナがありました。ポリバケツの水をひしゃくですくって身体にかけ、コーラを飲み、バナナを一切れ食べました。
エイドのぬるいコーラ最高だ…。
 
 あ、エイドの横の公園にはトイレもありましたよ! 使いましたが清掃が行き届いてきれいでした!

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ここからが噂の「激坂」、三湖台へ続く登りです。
 
登っても、

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登っても、

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登っても、上に人がいる。前じゃなくて、上に。

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(疲れで写真もブレる)

 
渋滞しているように見えますが、急斜面すぎて走れないし、そもそも前の人について行くだけで精一杯。上を見ないよう、目の前の地面だけを見ながら足を進めます。
そう。急斜面だから、目の前にも、頭の上にも「地面」があるんです。
 
それでも、足を止めないでぴったりくっついて歩くと、列について行けなくなったランナーが道を開けてくれます。ここで4人くらいパスしました。
 
やっぱり、私、登り、好きだわ。
 
中年の男性ランナーを抜くとき「女性なのに…すごいね…男だって…大変なのに…」と息も絶え絶えに声をかけられて、ふふっ♡ て思いました。
ふふっ♡
(実際には「へへっ…いえ……」って薄笑いを浮かべたコミュ障です)
 
ふふっ♡ と思いながらガシガシ登り、次に現れた背中は、某ウルトラマラソンのTシャツ。おそらく40代くらいの男性ランナーでした(以下、ウルトラさん)。
 
ウルトラさんは、後ろを歩く私にまではっきり聞こえるくらい「ハァハァ」と荒すぎる呼吸を繰り返し、登りなのに前傾を取る余裕すらないようで、後ろにひっくり返りそうなくらいフラフラしています。
 
(まあ、すぐ抜けるな)
 
ウルトラさんの背中に、ぴったりくっついて登ります。
 
ウルトラさんは今にも倒れるんじゃないかと心配になるくらいヨロヨロしていました。地面もしっかり踏めてない。おぼつかない足取り。それでも前のランナーに離されそうになると、力を振り絞って、さらに「ハァハァ」と呼吸を荒くしながら必死に登っていきます。
 
最初は(さっさと前に出たいな)と待ち構えていた私も、ウルトラさんの諦めない姿勢に胸を打たれ、何故か(がんばれ…!)(離されるな…!)と心の中で応援する事態に。
 
20分も続いた薄暗い山道に光が射し、永遠に続くかと思われた登りが切れて、空が見えました。
三湖台に出た!
 
ウルトラさん登りきった!! すげえ!! すげえ!!
 
ウルトラランナーの粘り強さを目の当たりにした激坂でした。
ウルトラさんかっこいい!
(あ、ウルトラさんの事は後ほどフラットな道で走ってパスさせて頂きました)
 
とは言え私も登りでゼェハァしていたので、給水所で水を飲みながら呼吸を整えます。
 
三湖台で待っていたのは、

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この富士山。
 
スタッフの方が「あっちが北岳!」と展望台を指します。

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透き通った青い空と、緑の稜線にかかる白い雲。眼下に広がる樹海。
 
この景色を見るためにあの激坂を這い上がって来たんだなと思うと、不意に涙が出そうになりました。
 
一番の難所を超えたら、あとは帰るだけ。
 
残りは5km、待ってろ河口湖!
 
 
張り切って三湖台の広場を走り抜け、たどり着いた苦手な下り坂のスタートは、いきなり急な階段…。

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くっ…。
 
つづきます。
次回フィニッシュです。
 
 

 

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