働くお母さんが走るブログ

運動経験ゼロの経産婦が静岡マラソン2015で悲願のサブ4を達成(3時間46分1秒)。柴又100を完走してウルトラの母になりました(12時間1分35秒)。走っても痩せないのは仕様です(15年3月10日「働くお母さんがサブ4を目指して走るブログ」を改題)

女性ホルモンを全力で呪いたい~生理前後でパフォーマンスは変わる?

マラソン生理対策の記事が安定してアクセスが多いため、需要があると判断して、またマラソンと生理について書きます(【男子禁制】マラソン生理対策 - 働くお母さんがサブ4を目指して走るブログ)。

女性ランナーの苦労を知ってほしいので、男性ランナーの方もぜひ読んでください。

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さて。

サブ4で走る女性ランナーの平均体脂肪率は19.4%だそうです(参考:観念して痩せます - 働くお母さんがサブ4を目指して走るブログ

この数値に近づけるべくせっせと(お菓子を食べつつ)ダイエットに励んでいたのですが、20%を切りそうでなかなか切らなかった体脂肪が、今朝計ったら急に24%に激増していました。

 

マジか。

 

答えは簡単。生理中でむくんでいるからです。

生理中のむくみを解消する食べ物 | 美肌レシピ

(ユニ・チャームなど生理用品のサイトも覗いたら、むくみは「生理前」の症状として明示されていたんですが、私は生理中の方がむくむんですよね…)

 

生理前から生理中にかけては、むくみやすい上に食欲も増す傾向が強いため、この時期はダイエットに不向きとされています。数値にも如実に表れています。つらい(食事は一応セーブしているつもり)。

「食欲なんて理性で抑えろよデブ」と思った男性は、認識が甘いのです。女性ホルモンの恐ろしさを知らないのです。個人差が大きいものの、人によっては身体の中で嵐が吹き荒れるように、怒りや食欲のコントロールが効かなくなることもあるのです(私はそこまでではありませんが)。専用の薬が売り出されるレベルです。

 


生理前の不快な症状、PMSを治そう。PMS治療薬 プレフェミン:ゼリア新薬

 

この諸症状。

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(上記公式サイトより転載)

特に世のだんな様はこちらを見て怯えると良いと思います。

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親子ともども目が笑ってない。

 

女性ホルモンに起因するこの衝動を、男性で例えてみます。

あなたはほぼ男性しかいない職場に勤めていて、ある日ある会合で同業他社の女の子(20代・巨乳)と名刺交換しました。彼女はあなたを業界の先輩として立ててくれ、仕事の話を興味津々で聞いてくれます。「さすが」「知らなかった」「スゴーイ!」「センスいい~」「そうなんですか!」などの合コンさしすせを繰り出してくる戦闘能力の高い彼女。普段女性と接点の少ないあなたはとても気を良くして、会合を抜けて2件目、3件目とハシゴし、終電を逃し、あなたもそれなりに酔っ払ってしまい正常な判断能力を失っており、そんな時、彼女がそっとあなたの袖を引っ張ってきた瞬間の、性衝動。

(合コンさしすせそについてはこちらをご覧下さい→独身OLのすべて/まずりん 第10話 独身OLと合コン - モーニング・アフタヌーン・イブニング合同Webコミックサイト モアイ

 

それくらいの衝動と、日々戦っているわけですよ。このシチュエーションでの20代女子が月経前症候群における「おかしのまちおか」であるわけですよ。

女性ホルモンめ…もぐもぐ…(東ハトのオールレーズンを食べながら)

 

幸い、今週末の青梅マラソンは生理明け。精神的にも肉体的にも開放感に満ち溢れたベストコンディション(の予定)です。

一方で3月1日の静岡マラソンは生理前ということになります。生理前の諸症状と戦いながら走ることで、走りに影響はあるのでしょうか。

生理中にフルマラソンを走る精神的・肉体的不快感はつくばマラソンで経験済みですが、それ以外の月経周期でパフォーマンスに影響が出るのか、検索してみました。

 

早稲田大学スポーツ科学部の卒業論文要旨集(2009年)に、「女性アスリートの月経周期とスポーツパフォーマンスの関係」という論文がありました。

http://www.waseda.jp/sports/supoka/research/sotsuron2009/1K06B146.pdf

 

早稲田大学競走部に所属する11名の女子学生を対象に、月経周期に合わせて「低温期」「高温期」の2回、スポーツテストを実施したそうです。低温期とは月経期から~排卵期にかけて、高温期とは黄体期~月経直前の期間のことですね。

その結果、

身体および精神のPMS値どちらにも高温期と低温期の変化に有意性が認められた。また、高温期と低温期のスポーツテスト結果に統計的有意差は認められなかったが、平均値で比較すると、スポーツテストの握力(左手)を除くすべての項目で高温期よりも低温期にスポーツテスト記録の向上および心身のPMS症状の改善がみられた。

あら、高温期、つまり生理前は調子が出ないってこと!? 鍛えている大学の選手ですらパフォーマンスに影響が表れるのであれば、月間100kmちょっとの市民ランナーなんてもっと差が出るんじゃないの!? ちょっと私のサブ4は! マラソンはメンタルも大事なのにとても余計なことを調べてしまった!!


あ、でもこのスポーツテストの項目には持久走がありません。もう少し調べてみましょう。

 

独立行政法人日本スポーツ振興センター、国立スポーツ科学センターが「女性アスリートのためのコンディショニングブック」を2013年に発行していました。

http://www.jpnsport.go.jp/jiss/Portals/0/info/pdf/josei_athlete_conditioning_book.pdf

 

P23「月経周期とパフォーマンス」の項目では、運動パフォーマンスに月経周期がどう影響しているかについての、研究データを紹介しています。マラソンに必要な持久性能力についてみて見ましょう。

 

持久性能力の指標である最大酸素摂取量に関する研究では、正常月経を有するアスリートにおいて卵胞期と黄体期で比較した結果、両期の間に有意な差がないことが報告されています。また、卵胞期と黄体期に最大酸素摂取量や最高乳酸値を測定した報告でも月経の周期による差が認められないという報告があるなど、現状では持久性パフォーマンスには月経周期の時期ごとに差がないという報告が多いようです。

 

おおお! 持久性能力は関係なかった!! 生理を言い訳できない!!

待ってろサブ4!

ちょっと安心しました。

 

もう慣れたとはいえ「股から血を流しながら走る」という行為は、文字にするとなかなか壮絶ですね。女性ランナーは大変なんです。

 

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最近マラソンに目覚めた他部署の同僚(30代男性)「30km走ったんスけど…こんなこと、くろいわさんに言っていいのか分からないけど…いま、めっちゃ乳首が痛いんスよ…」

男性ランナーも大変だな、と思いました。

 

 

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