働くお母さんが走るブログ

運動経験ゼロの経産婦が静岡マラソン2015で悲願のサブ4を達成(3時間46分1秒)。柴又100を完走してウルトラの母になりました(12時間1分35秒)。走っても痩せないのは仕様です(15年3月10日「働くお母さんがサブ4を目指して走るブログ」を改題)

【その3】湯のまち飯坂・茂庭っ湖マラソン~ガルマのようには死にたくない

前回:【その2】湯のまち飯坂・茂庭っ湖マラソン〜開始5kmで臭い - 働くお母さんがサブ4を目指して走るブログ

 

坂は上っている最中より、フラットになってからの方がペースが落ちませんか?

上りと平地で走るリズムが違うので、呼吸を整えるためにペースを落とす、というより息が苦しいので一瞬ジョグになってしまいます。


20kmまでのスプリット。13kmがジョグ部分ですね。

f:id:shin_kuroiwa:20141106145543j:plain 

(15kmは給水所)。

 

しかし、坂を上り終えた私は充足感に満ち溢れていました。

難所を越えたな、と。後はフラットだから楽勝だなと。

 

景色を楽しむ余裕も生まれてきました。

f:id:shin_kuroiwa:20141106145722j:plain 

紅葉の見ごろはピーク。たどり着くまでにいろいろあったけど、まだ4分の1なのにすでに辛いけど、この景色が見られるなら本当に走ってよかった。

 

後半のコースはこちら。

f:id:shin_kuroiwa:20141106145741j:plain 

 難所の坂を上りきったら左手にダム湖駐車場(画像右側、コース下黒丸の「水・食」の場所)を眺めつつ直進し、E地点の第2折り返しを目指します。折り返したらダム湖駐車場まで戻り、駐車場を抜けてF地点の第3折り返しを通過、再びE地点の第2折り返しを経て、第3折り返しのF地点に。要はダム湖駐車場を起点に、反時計回りに約2周するのですね。

2度目のF地点で40km、折り返さずに長い長い下り坂を駆け下りると(ここでもゴールまで180℃旋回しますが)ようやくフィニッシュです。

 

さて、前回はガルマの話で終わりました。機動戦士ガンダムは日本国民の基礎教養だからいまさら説明するまでもないと思うんですけど。

ジオン公国ガンダムの敵)のプリンス、ガルマ・ザビ(紫の髪でおかっぱでケツアゴの若い男性)は、親友だと思っていたシャア・アズナブル(赤くて3倍速い仮面の男性、実はガルマのお父さんが親の仇)に嵌められて大ピンチに陥り「シャア!謀ったな!」と絶望、せめて敵である連邦軍ガンダムがいる方)に一矢報いようと「ジオン公国に栄光あれー!!」って叫びながら空母で特攻していくんですけど結局犬死にして、この犬死にがギレン・ザビ(ガルマのお兄ちゃん)の「立てよ国民!」という名演説に繋がっていくんですけど、そこは置いといて、とにかくガルマは騙されて犬死したわけです(詳しくはTV版第10話「ガルマ散る」を観てください)。

 

公式パンフレットには書いてありました。

 

ダム湖の駐車場から5キロ程先の第2折り返し地点までは、標高差9mのほぼ平坦なコースです。

 

公式のガイドブックに書いてあるのだから、おそらくは実際にその通りなのだと思うのです。掲載されている高低図もこの通り。

f:id:shin_kuroiwa:20141106145905j:plain

ほぼフラットに見えますね。

 

しかし体感的には、RunKeeperで計測した、42kmがぎゅっと詰まった、カクカクしたそこそこのアップダウンなのです。

f:id:shin_kuroiwa:20141106145929j:plain

こう。

坂を上り切ってからの、あのギザギザ。

 

ほらトンネルの入口、写真でみても明らかに低い場所にあるでしょ? (しかもトンネルの中でさらに下るんです)。

f:id:shin_kuroiwa:20141106150051j:plain

 私は知っているのです。このコースを折り返して戻ってくることを。しかも2回 往復。上り坂を。フルマラソンなのに。フラットだって聞いてたのに。

 

まだ続く下り。

f:id:shin_kuroiwa:20141106150143j:plain

 下りながら、私は思ったわけです。

謀ったな!!と。

 

フルマラソン折り返しコース前半の下りの絶望感、ご理解頂けるでしょうか。まさに「行きはよいよい 帰りはこわい」。とおりゃんせの世界。

 

下るなよ、もう下るなよ、と念じながら、たまに上りつつもまだ下り、約18kmの場所にある待望の給食所に到着です(15kmくらいの給水所でアミノバイタルプロを1本補給しています)。

f:id:shin_kuroiwa:20141106150310j:plain
この後に及んでまだ下ってる!

f:id:shin_kuroiwa:20141106150340j:plain

 フルーツ山盛りに沸き立つ心。

(前日食べ過ぎた胃もたれで)お腹は空いていないけど、エネルギー補給でバナナを頂きました。

 どうせ下りだし勢いをつけて、18.7kmの第2折り返しへ。


 f:id:shin_kuroiwa:20141106150455j:plain

折り返すと、当たり前ですけど、上り坂です。ここまで下ってきたからですね。理由は明白です。つらい。

 

それでも前半にきつい上り坂を経験したせいか、ゆるい上り坂で心拍や呼吸が乱れるようなことはありません。

あれ? 上り坂を怖がりすぎた? 

と拍子抜けした瞬間、足が、具体的には腿が、がくんと重くなりました。

飛ばしすぎたツケがもう来た! まだ半分も走ってないのにこれはまずい。

さらに、上りでは湖からの涼しい風が吹いてきます。体感温度が下がって助かるものの、もろに向かい風。体力を削られます。

 f:id:shin_kuroiwa:20141106150659j:plain

しかも周りに人がいない。

マラソン大会なのに孤独過ぎて心が折れそうになります…。


まだレース中盤。何とか立て直したい。先ほどの給食所まで戻って、ようやく20km。腿に疲労がたまってジンジンしています。レース前半で溜まった疲労に、ゆるやかな上り坂が追い打ちをかけてくる。

行きたくもないのに給食所にあるトイレに並び、順番を待ちながら下半身をゆっくりストレッチ。トイレは1台しかありませんでしたが、2人待ちですぐ順番が来たので、用を足し、トイレを出て(もう走りたくない…足が痛い…)と足を引きずるように再スタートしました。

 

中間地点でタイムは2時間6分。さらに失速することを考えると、このままではサブ4.5も危ういのでは。

危機感を抱き、ぐだぐだ言っている場合ではない、と、心を入れ替えました。幸い、少し休んだおかげでわずかですが回復の兆しもあります。

ここまで何も考えずに走ってきたけど、そうだ、マラソンは体幹で走るのだった。腹筋を意識して、足は鳩尾から生えているイメージで運ぶ。骨盤は前傾。前に蹴り出すのではなく、身体の真下に下ろすイメージで。

ガルマのことは一旦忘れて、心を無にして、緩やかな上り(まれにかすかな下り)を黙々とこなすことに集中しました。

 

25km地点、ダム湖駐車場の給食所では地元のリンゴやナシが振舞われていました。

 f:id:shin_kuroiwa:20141106151022j:plain

 これは元気が出る!(配ってたのがピチピチの男子高校生だったし!)

私は手を付けませんでしたが、パンやカステラも置いてましたよ~。

 

駐車場からF地点への往復は「これぞ平坦!!」と水平器を置いて調べたくなるようなまっすぐなロード。

f:id:shin_kuroiwa:20141106151145j:plain

ずっとここを走りたい、ずっとここを走りたい、と願っていても、2km弱であっという間にお終いです。

 

再び、第2折り返しを目指します。

2度目のトンネルも、当たり前だけど、当たり前なんだけど、下り坂。

f:id:shin_kuroiwa:20141106151236j:plain

折り返したら、ここをまた上がってくるのか。

泣いても、いいですか…。


30kmまでのスプリット。21kmのトイレ休憩でロスが目立ちますが、これがなければその後ふんばれなかったので後悔はありません。

f:id:shin_kuroiwa:20141106152915j:plain
f:id:shin_kuroiwa:20141106153004j:plain

25kmがおかしいので、確認したら湖の上を走っていました。私ったら、いつの間に。


さて。

2度目の第2折り返しまでの道を下りながら、29kmの給水所でアミノバイタルプロを補給し、32kmの給食所でカフェインをチャージすべくショッツを取り出した時、悲劇は起こったのでした。

f:id:shin_kuroiwa:20141106152346j:plain

 水が…ない…だと…?


続く。

(次回フィニッシュまで、その次に雑感や補給について書く予定です)

 

 このブログはいま何位?→マラソン人気ブログランキングへ

 

?