働くお母さんが走るブログ

運動経験ゼロの経産婦が静岡マラソン2015で悲願のサブ4を達成(3時間46分1秒)。柴又100を完走してウルトラの母になりました(12時間1分35秒)。走っても痩せないのは仕様です(15年3月10日「働くお母さんがサブ4を目指して走るブログ」を改題)

【その1】湯のまち飯坂・茂庭っ湖マラソン〜ハインリッヒの法則で私は死ぬ

来年のエントリーを検討されている方に向け、出発から帰宅まで、11月2日日曜日に開催された「第7回 湯のまち飯坂・茂庭っ湖マラソン」の自称・日本一詳しいレポートです。

(※例によって今回の記事ではレース始まっていません)

 

・大会について、過去の記事はこちら:旅ラン好きは意外と多い? 第7回湯のまち飯坂・茂庭っ湖マラソン - 働くお母さんがサブ4を目指して走るブログ

・公式サイトはこちら:湯のまち飯坂・茂庭っ湖マラソン

 

マラソンブームによるエントリー合戦の激化で、都市部に近いマンモス大会の苛烈なクリック競争は「第0関門」とも呼ばれています。

地方大会では即日定員のような厳しい競争は少ないようですが、当日入りする場合、「始発から2本目の新幹線に乗り遅れた瞬間にDNS決定」というような過酷なスケジュール管理を求められるのが特徴かと思います。

 

今回参加する大会では、首都圏の参加者が日帰りできるよう、ゼッケンは事前送付で、福島駅から会場までシャトルバスを運行しています。親切!!

が、始発から2本目までの新幹線に乗らなければこのバスには間に合いません(新幹線に間に合わなくても飯坂温泉駅まで向かいシャトルバスに乗るか、最悪タクシーで乗り付けるという荒業もありますが、避けたい状況ではあります)。

当日入りの私が始発の新幹線に乗るには、朝5時に家を出なければなりません。余裕をもって支度するには4時に起きなければなりません。

そして私は早起きが何より苦手です。

 

前日は22時前に布団に入りましたが、4時に起きられなかったらどうしようというプレッシャーと、フルマラソンへの緊張感で少しも眠くなりません。遠足前日でも構わずスヤスヤ寝られるタイプの小学生だった私はどこに!

 

結局眠りに着いたのは24時ごろ。朝起きたのは4時30分でした。無事に起きられて一安心(30分押したけどいろいろ省略して何とかなった)。外は真っ暗で、まだ夜の続きのようでした。

 

E2系! きゃわわ!!

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(好きです、新幹線)

 

新幹線は始発列車、3列シートの窓側を取りました。

指定の席に向かうと、通路側と窓側に、喪服を着た50代のご夫婦が座ってらっしゃいます。前を通してもらって席に着くと、真ん中のシートに座っていた旦那さんが「始発から3列埋まってるのはめずらしいですね」と話しかけてきました。

ご夫婦はこれから法事で岩手に向かわれるとのこと。旦那さんから「旅行ですか」と聞かれたので、「実は福島にマラソン大会に…」と話すと、なんと旦那さんは3時間50分台のタイムの持ち主、つまりサブ4ランナーでした!  すごい偶然!

 

「サブ4じゃないですか! すごい!!」と声を上げると、

「いやあ、昔は河口湖マラソンに毎回出てたんだけど、4時間切ったしもういいかなあと思って、走るのやめちゃったんですよ」と旦那さん。

 

そうか、私もサブ4達成したら燃え尽きちゃうのかなあ、と達成もしてないのにしんみり。マラソン大会に向かう新幹線でランナーと隣り合わせるなんて運命的だなあ、緊張がほぐれるなあと暖かい気持ちになっていたら、新幹線は上野駅に止まり、乗ってきたメガネのお兄さんから声をかけられました。

 

「席、合ってますか?」

 

えっ。

切符を確認すると、間違いありません。5号車8番A席です。

自信満々に切符を見せると、お兄さんは言いました。

 

「これ、3日(復路)のきっぷですよ」

 

ジーザス!!

3秒で荷物をまとめ、平謝りしながら本来の座席に向かいました。

一生忘れない。5号車8番A席。

新幹線に座席を間違えるなんて人生で初めてのこと。完全に舞い上がっていますね。本来の座席には3列シートに誰も座っていなかったので、おかげで広々使えました。ああ、落ち着こう。

 

この日は最高気温24℃の予報。11月の東北なのに24℃。意味が分かりません。

コンディションが悪い日は、レース前から勝負が始まっています。

暑さと激坂にやられて足が攣った大菩薩の轍は絶対に踏みません。泣くほど痛いからね!!

何はともあれ水分と塩分です。

 

このラインナップに本気を見てもらえると思います。

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 梅干祭りで上がれ、血中ナトリウム濃度!!


 食事を終え、少しでも身体を休めようと目を瞑っていたら、目を覚ますと新幹線が停車していて、時計を見ると7時39分で、これはきっぷに書いてある福島駅の到着時刻で、「乗り過ごした!!」と血の気が引いたものの、とっさに荷物を持って立ち上がったらまだホームへのドアは開いている!!

傍から見ても「あの人寝過ごしたな」と分かる慌て具合でドタバタと新幹線を飛び降りてホッとしていたら、「落としましたよ!」と見知らぬお兄さんが私の黄色いストールを持って追いかけてきてくれました。

 

生れて、すみません。

 

新幹線に乗ってから他人に迷惑しかかけていない。

 

寝起きからのダッシュ、乗り過ごしと錯覚した驚きで、足が震えていました。平謝りしながらその場を離れ、新幹線改札内のトイレに並びながら、私は「もうだめだ」と強烈な敗北感に打ちひしがれていました。まだ走ってもいないのに。

 

災害防止の祖父・ハインリッヒは言いました。1つの重大事故・災害の裏には29の軽微な事故・災害があり、その背景には300のヒヤリ・ハットが存在すると。

今日の私は軽微な事故だらけ。軽微な事故祭りと言い換えてもいい。

自宅で30分寝過ごして新幹線の座席を間違えて新幹線で寝過ごしかけて落し物して、ここまでは何とかなっているけどここから先に取り返しのつかないミスを起こすに違いない。そういえばさっきのおにぎり今朝の4時で消費期限が切れてたし昨日カーボローディングとか張り切って食べ過ぎて胃もたれしてるし10月は50kmしか走ってないしもうだめだ、きっとレース中にお腹が痛くなって棄権するとか準備不足でアキレス腱断裂とか重大災害が起こるに違いない、いや急坂を無理して上って心臓が止まって死ぬのかもしれない、「飯坂 マラソン AED」で検索かけなきゃ...(フルマラソン前、完全にナーバスになって、メンタルがパステルのなめらかプリンより軟弱になっていました。思春期より折れやすい心)。

 

緊張のあまりえずきながら新幹線の西口を出ると、送迎バスの案内を持った関係者の方が立っているので矢印のとおりに進みましょう。

バスロータリーに大型バスが止まっています。私が着いた7時50分少し前には1台目に参加者が乗り込んでいる最中で、後ろにすぐ2台目のバスが並んでいたので混雑で乗れないという心配はなさそう。

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7時50分に福島駅を出発したバスは、約45分かけて、大会のメイン会場、摺上川ダムのふもとにある広瀬公園へ到着しました。

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山頂付近には霧がかかっていましたが、見事な紅葉を目にして、落ち込んでいた気分が盛り上がってきました。
前日の雨で地面は濡れていましたが、この日は心配していた雨の気配もなく、会場には陽が射しています。
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会場に着いたらあとは着替えて走るだけ。ようやく落ち着いてきました。坂道くらいで死なないわ、うん。

広場を通り抜けた場所にある更衣室、というか着替え用バスは、女性用が2台。
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カーテンは閉まっていますがフロントガラスには目隠しがないので、バスの通路に立っているとフロントガラス側からは丸見えになります(椅子に座って着替えれば座席で隠れますが)。
左側のバスの前方には何も障害物がないので、個人的には右側のバスで着替えるのがオススメです。左のバスが目隠しになるので。

半裸になっても寒くない程度の気温だったので、半袖Tシャツ、タイツ、ランパンに着替えました。アームカバーは持っていきません。
着替えたら更衣室バスの中で、大福と梅干しを食べて太田胃散を飲み、ポカリスエットを飲み干してから荷物を預けます。

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荷物預かり場所は更衣室の目の前にあるのでわかりやすい。
ゼッケンナンバーごとに受付場所が異なるのですが、参加者の多い男子フルの受付は9時10分の時点で混雑していました。女子フルは150人しか出てないので3秒で預けられました。少数派のメリットです。

トイレに10分並んで用を足し、さあ、スタート地点に向かいます!

 

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