読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

働くお母さんが走るブログ

運動経験ゼロの経産婦が静岡マラソン2015で悲願のサブ4を達成(3時間46分1秒)。柴又100を完走してウルトラの母になりました(12時間1分35秒)。走っても痩せないのは仕様です(15年3月10日「働くお母さんがサブ4を目指して走るブログ」を改題)

あしたのために! 5月17日湘南ビーチラン

参加レース 家族と走る

ハワイはオワフ島のワイキキビーチで、丹下段平は矢吹ジョーに言いました。

「この砂の上のロードワークてえやつは 足に 砂の抵抗があるだけに 効果倍増よ とばせえ~~~」(講談社漫画文庫版あしたのジョー10巻 P234)

これだ、と。
フルマラソンサブ4、つまりキロ6分を切る速度で42kmを走り続けるために必要なのは、まず、頑丈な足腰です。つまり、サブ4で走れない私に足りないものでもあるわけです。
あしたのために、砂浜のロードワークだ、と。おっつあんが言うなら間違いない、と。

(でもロードワークは路上で走ることだから砂浜だと名称違うよなあ)とランネットで検索をかけると、近場にちょうどいい大会がありました。
湘南ビーチラン(http://n-nippon.net/shonan/http://n-nippon.net/shonan/)。会場は鵠沼海岸駅から徒歩10分程度の鵠沼海浜公園。10km、5km、1kmの親子・キッズラン、いずれの部門も直線の折り返しコースです。

親子ランは参加に「小学生以上」の縛りがある大会が多いのですが、湘南ビーチランは要件が「15歳以下」のみ。これは貴重です。「江ノ島ビールを飲みに鵠沼海岸に行こう」と非ランナーの夫を丸め込み、夫と娘は1kmの親子ランに、私は5km部門にエントリーしました。

 

当日は快晴で、抜けるような青空を背景に江の島が浮かぶ海がまぶしく光っていました。そして砂浜には本気のランニングウエアのランナーがずらり。

 

f:id:shin_kuroiwa:20140723133956j:plain

 

ポロシャツとユニクロのパンツで来た夫は「場違いだ…」と完全に圧倒されて帰りたそうな雰囲気が全身から漂っていました。

対照的に、娘は海を目の前に大興奮。きゃあきゃあ声をあげながら丸い 石を拾い、白い砂を集め、漂着してきた枝を振り回し、手で穴を掘っては砂浜を走り回っています。大会前に体力を使い果たしそうな勢いです。

開会式を終えてまずは親子・キッズランからスタートします。4歳の娘が1kmも走るのはおそらくこれが初めてのこと。完走できるのか、親の方が緊張します。
キッズラン、といいつつもトップの中学生くらいの男子は3分台で帰ってきました。速い! 夫と娘は8分を過ぎても姿が見えず、9分過ぎたあたりでようやく、手をつないでとぼとぼ歩いて戻ってくるようすが見えました。これはまずい。次回以降のマラソン大会出走を拒否されてしまう…。

私が応援のために大きく腕をふると、まず夫が気づき、指さして娘に居場所を伝えました。きょろきょろと人ごみを見回してようやく私を見つけた娘は、にこっと笑って再び駆け出し、そのまま走ってゴール!

母親の勝手で砂浜1kmも走らされたのに文句も言わず一生懸命走る姿に思わず感動してしまいました(親ばか)。
ゴールして受け取った完走証明書と参加賞のクッキーを胸に抱え、「たのしかった!」と満足げな笑顔。夫によると「ちょっと歩いたけどけっこう一生懸命走ってたよ」と。良かった。本当に良かった。

続いては母の威厳を示す5kmのビーチランニング。周囲を威嚇すべく東京マラソンTシャツを着ていきましたが、最低でもほかに3人くらい着ていたような…そりゃあ3万人も走るんですものね…
エントリー時には「本当は10km走りたいけど夫と子供を1時間も待たせられないしな~」と短い5kmを選択しましたが、走り始めて3分で「5kmにして良かった」と痛感しました。いや、むしろ、いま辞めたい。砂浜なめてた。

ビーチの乾いた砂、さらにランナー集団に踏み荒らされた靴跡(というより穴)の上を走るのは、困難を極める、というより、無理です、走れない。

着地した靴底が乾いた柔らかい砂に深く沈み、蹴り出す力がほとんど吸収されて思うように前に進めません。体感ではロードの3分の1くらいの推進力です。また、靴跡の穴に足を付くので着地が水平にできず、踏んばらないと足首が持っていかれそうになります。これは想像以上にきつい!!

足跡の少ないコースの外側、水を吸っているため足が沈まない波打ち際など、ふらふらと蛇行しながら比較的足回りの良いコースを探しつつ進みましたが、どうしても穴に沈みながら走らなければならない場所はあります。走っても走っても進まないし、走るコツもつかめない。でも走らないと終われない。たぶん地獄に こういう罰があるはず、と思うくらいつらい。でも走らないと終われない。ガレたトレイルよりつらい。でも走らないと終われない。

往路はランというよりジョグに近いスピードでしたが、折り返してからは「終わりたい!!」という一心で本気を出しました。

足元の良い場所は全力で、乾いた砂の上では足掻くのをあきらめて比較的弱い蹴りでひょいひょい跳ねることで体力を温存。
ジョグノートでの計測によると、5.3km33分52秒。初ビーチでがんばった! もう二度とビーチは走らない!

ハーフマラソン級の疲労でよろよろゴールすると娘が駆け寄ってきてくれました。かわいい。娘に向けて笑顔でゴールしたおかげで、各部門30人がもらえる「笑顔ゴール賞」も頂きました。表彰式で受け取れるそうです。表彰とは無縁のランナー生活だったのでうれしい!
 

f:id:shin_kuroiwa:20140723134018j:plain

完走後のビール(参加賞)はサイコーでした!


「マラソンは私の趣味なのに、今日は一緒に来てくれてありがとう」と夫にお礼を言うと、夫は「娘と走れて楽しかったよ」と笑いました。ああ、いい夫を持ったな、と感動し「見て、笑顔ゴール賞だって。15時半からの表彰式で何かもらえるらしいよ」と喜びを分かち合おうとした私に、夫が言いました。

「じゃあ、KENTAがNOAHを退団するから後楽園へ行ってくるね!」
 

え…私、ハーフ級の疲労ですけど、この元気な4歳児ひとりで連れて帰るの…(絶望感)

 

f:id:shin_kuroiwa:20140723134005j:plain

まだまだ遊ぶ気の娘。。。

石を拾い、抱っこをせがまれ、妖怪ウォッチごっこをしながら、家にたどり着いたころには疲労はフルマラソンレベルに。
 

湘南ビーチランはロケーションも素晴らしく、アットホームで素敵な大会でした。
また子連れで出たいけど砂浜5kmも走りたくない!(でもきっとまた走る、それがマラソン)

 

 

 

このサイトは何位?→マラソン人気ブログランキング

?